新しいセラミックス(2013-12)
歯の治療に使われる冠(=かぶせ物)材料の一つ、 セラミックス(セラミック)に近年、いくつもの新製品が登場しています。
2000年代に入るまでは、セラミックス冠といえば、金属の薄い土代(フレーム)の上に セラミックスを焼き付ける方法が数十年来の主流でしたが、優れた特性を持つセラミックス材料と製作法の開発によって様変わりしました。
コンピューターと連動した切削機械の登場で、セラミックス塊を削り出し、 冠を製作することが可能になったり、水飴状のセラミックスが開発され、金属材料のように 鋳型に加圧して流し込んで形成することもできるようになりました。
セラミックスは、自費診療のため高価になりますが、新製品では修復物と思えないような 見事な「 歯 」を作れるようになりました。
また、ものによっては従来品より低価格で提供できるようになっています。
選択肢が増えることで、多様なニーズにこたえられる事態になってきたと言えそうです。