18金の基礎知識(2012-02)
ここ数年、金の相場が高騰し、投機目的で金を買う人、
また不要な宝飾品を買取店へ持ち込む人が急増しているとのこと。
そこで、金合金を日頃から扱っている技工士より金合金の基礎知識を。
金は純金では柔らかすぎるので、主に銀と銅を混ぜ金合金とし使われています。宝飾品でよく使われている18金は、24分の18、 つまり合金全体の重量の75%金を含んだ金合金です。
ここで重要な役割をするのが銅で、金の原子と銅の原子がうまく配列し、金合金の物性を向上させます。
また、混ぜる金属の割合で、色も主に3色の18金ができます。
銀と銅を等量加えると黄金色のイエローゴールド。銅の比率を多くすると赤味を帯びたピンクゴールド。銀と銅以外に、白金属のパラジウムという金属を加えると、漂白効果により黄金色の消えたホワイトゴールドになります。
ホワイトゴールドは直訳すると「白い金」となるので、白金(プラチナ)と間違える方もおられます。ご注意くださいね。