リコール=欠陥?(2012-06)
技工士より
ニュースで「リコール」と聞くと、電気製品や自動車の欠陥品によるトラブル!と思いがちですが、歯科では日常的に「リコール」という言葉が使われます。
英語でリコールを訳すと「呼び戻す・呼び出す」という意味があり、治療が終了した後も。定期検診に来て頂くようにお願いしているのが歯科のリコールです。
技工士の立場からも、リコールの重要性と必要性を訴えます。
技工物を作製する時は、歯医者さんが、適合・咬み合わせを確認し調整して口の中にセットします。
しかし限られた診療時間に患者さんの1日24時間、その何日、
何ヶ月もの間の口の動きを確認できるわけではありません。
ですから、セットしてから一定期間経った後に、異常の有無を確認し、異常があれば修理や、時には作製し直さなければなりません。
歯科のリコールはトラブルが起こってから行うのではなく、
トラブルを未然に防ぐ為に行われています。