子どもの歯~良い歯並びをつくる~(2018-8)
歯並びや噛み合わせが悪いと、見た目や発音の問題でなく、みがき残しが多くなり歯周病や虫歯になりやすくなります。歯並び遺伝による影響もありますが、食生活や悪癖による影響も少なくありません。
☆よく噛む食事を
あごの骨が成長している子供の時期には、特によく噛んで食事をすることが大切です。乳歯には顎の成長を促す働きがあり、顎のラインで顔の形が決まります。顎がしっかり成長しないと、永久歯が生えるスペースが足りなくなり悪い歯並びの原因になるのです。ハンバーグや麺類など軟らかいもの、噛まなくても食べられる食事が多いと、顎は十分に発達できません。
☆悪癖をなくす
・指しゃぶり/噛み癖
過度の指しゃぶりや、5歳を過ぎての指しゃぶりは歯並びに悪影響を及ぼす可能性が高くなります。おしゃぶりタオルなどを噛む癖も歯並びの悪化の原因になります。4歳ごろまでにはやめられるようにしたいですね。ただし、指しゃぶりや噛み癖には様々な原因があると言われています。無理やりやめさせようとすると、大きなストレスになることもあるので、子どもに寄り添った対応をしたいものです。
・頬杖
5~6歳ごろから出やすく、無意識にやってしまします。癖がある事を伝え、意識的に減らせるようになることが大切です。