う蝕リスクに沿った予防方法(2018-3)

う蝕リスクに沿った予防方法(2018-3)

 

 毎日2~3回歯磨きをしていても、むし歯になりやすさ(う蝕リスク)は人によって異なります。むし歯の発生はブラッシングだけでなく食生活や唾液・歯の質にも左右されるからです。

 基本的な予防法は①ブラッシングでむし歯を減らす②砂糖の摂取量を減らすフッ化物で歯を強くする――――の3点ですが、それでもむし歯ができやすい人は要注意。う蝕リスクが高い可能性があります。下記に沿って食生活を改めて見直すと良いでしょう。

・間食の回数を減らし、ダラダラ食いはやめる

・砂糖を多く含むジュースやスポーツドリンク、缶コーヒーなどは控える

・甘いものが食べたくなったらキシリトールなどの代用糖を使用したものにする

・アメやキャラメルといった口の中に長く残るお菓子は避ける

フッ化物配合の歯磨剤でブラッシングした後は、ゆすぎ過ぎないこともポイントです。

 スウェーデン式の「イエテボリ法」ではフッ化物は口の中に残しておくため、歯磨き後は10㍉リットルほどの少量の水で1回だけゆすぐことが効果的としています。

 また、歯科医院で高濃度のフッ化物を塗布することや、セルフケアで低濃度のフッ化物を毎日塗布することも有効です。気になる方は一度ご相談ください。

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