「ブリッジ」を入れてからの口臭(2017-06)
ブリッジとは、歯を失った時に両隣の歯を削り、橋(ブリッジ)をかけるように
代わりとなるダミーの人口の歯を入れて、抜けた歯を補う治療方法です。
これは、保険が効く一般的な治療です。
ブリッジは、入れ歯のように自分では取り外しができないため、安定感があります。
一方で、「においが気になる」という方が少なくありません。
においの原因は、構造上プラークなどの汚れがたまりやすいことにあります。
しかし、適切にお手入れをすれば、汚れもたまらず、歯周病予防にもなります。
●磨き方のポイント
ブリッジの磨き残しが多い場所は次の3ヵ所です。ていねいにブラッシングして下さい。
①ダミーの歯の下
②ダミーの歯の両隣の歯の連結部
③両隣の歯の被せものと歯肉の間
歯間ブラシやフロス、ワンタフトブラシの併用が効果的です。
●放置で新たなトラブルに
「磨きにくいのであれば、ブリッジを装着しない方が良いのでは?」と考える方も
いるのではないでしょうか。歯を失ったまま長く放置していると、見た目が悪いだけでなく、
新たなトラブルの原因になります。
歯が抜けたスペースに隣接する歯が傾倒したり、噛みあう相手の歯が伸びてきてしまうことが
少なくありません。放置は、連鎖的に歯が抜ける原因にもなります。早期の治療をおすすめします。
※保険でブリッジが行えるかどうかは、抜けた場所によって異なります。
部分入れ歯の処置が必要になる場合もあります。