子供達の健康と成長(2015-05)
昨年、厚労省が発表した子供(17歳以下)の貧困率は16.3%で過去最悪となりました。
6人に1人の子供が貧困世帯で暮らしている事になります。
経済的に困難な家庭の増加は歯科医療現場にも深刻な影響を及ぼしています。
大阪府歯科保険医協会の調査(2013年)では、府内の小学校の歯科検診で「治療が必要」と診断された児童のうち、実際に受診したのは半数程度だった事が明らかになりました。仕事や病気、家庭内暴力などきっかけに、保護者が子供のお口の健康にまで目を向けられなくなっている状況も伺えます。
貧困をなくすと共に、誰もが健やかに成長できるように、子供の医療費無料化など対策が急がれています。