歯周病と全身の関係(2014-03)
最近テレビCMなどで耳にする事がありますが、 成人の8割以上は歯周病かその予備軍です。
歯周病は歯を支える骨を溶かす病気ですが、口の中だけにとどまらず、 体の様々な場所で病気を引き起したり悪化させたりします。
例えば、心臓病や動脈硬化、誤嚥性肺炎、早期低体重児の原因として 深く関係していることが解っています。
また、糖尿病の悪化と歯周病の進行に強い相関関係があります。
これは歯周病菌が気道や血液を介して、肺や全身に運ばれるためにおこります。
2011年に肺炎が死亡原因第3位になりましたが、 肺炎の多くは誤嚥性肺炎です。歯周病は単に口の中の問題ではなく、 全身の健康と大きく関わる病気でもありますので、積極的に治療しましょう。