食品による窒息事故を防ぎましょう(2012-03)
高齢者が増えるなか、食品による窒息で死亡する事後は
年間4千人以上で、増加傾向にあります。
窒息の原因となる食品は主食のご飯やパンなど様々です。
また、窒息事故の多くは食品の物性よりも、
食べる機能の低下から起きています。
窒息しやすい食べ方は
「介護者が食事介護時に、口を開けたままスプーンなどで入れ込む」
「口の中に食べ物を入れてから、または飲み込み時におしゃべりする」などです。
窒息の予防は日頃から良く噛んで食べる習慣をつけることです。
1口量を多くしないで、1口30回噛みましょう。
よく噛んで食べることによって唾液と混ざり合って、
さらに飲み込みやすくなります。
さらに、肥満の解消・予防にもなります。
嚥下機能を向上させる訓練は市長村などの介護予防教室で
行っている所もあります。
また、当院でも嚥下機能向上の指導など積極的に取り組んでいます。
お悩みなどあれば、お気軽にご相談ください。