口腔ケアの重要性(2012-09)
口腔内最近と内科疾患との関連性、咀嚼の機能と老化・認知症との関連性など、口腔環境がお年寄りの全身の健康と密接に関係していることが、近年明らかになってきました。
細菌の塊である歯垢は、むし歯や歯周病の直接的な危険因子であると同時に、全身疾患を引き起こす菌の温床としての役割を果たす可能性が高いのです。
口の中の細菌が関与すると考えられる代表的な全身疾患としては、感染性心内膜炎・敗血症・虚血性心疾患・誤嚥性肺炎などがあげられますが、口腔ケアを行えばこれらの疾患を予防できる事が分かってきました。つまり口腔ケアは、単に歯や歯ぐきの為だけではなく、生命の維持・増進に直結したケアでもるのです。